「友人からの紹介を望む」下心 (鈴木千里)#37

連載「恋を結ぶ往復書簡―男と女の恋し方―(https://www.gemate.co.jp/blog/category/correspondence/)」では、芥川賞作家である高橋三千綱先生と、インテリア・アクセサリーデザイナーであるレイネン英子氏よる、恋愛や男女の違いをテーマとした往復書簡を掲載中。この2人への質問として今回は、鈴木千里(29歳OL)が綴ります。

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自分を振り返ると、友達や知人に男性の紹介をお願いする時、決まって

「私理想高くないよ。誠実で優しい人だったら大丈夫。あっ!!でもお相撲さん体系はダメ。それ以外なら大丈夫だよ!!」

と繰り返し言ってきました。

私、男性に対する門戸は広いから、とくかくあなたの知り合いの良い男紹介してね。という思いを込めて男性紹介を周囲に頼んできました。

でも、紹介される度に「なんか違うんだよなぁ。ちょっと私に合わないかも。」と思って、勝手にフェードアウトする現状がありました。

これが積み重なる内に、男性を紹介してくれる伝手がどんどん減っていきました。

それでも内心は「仕方ないよね。だって私と合わないと思ったんだもん。男性に妥協する年齢でもないし。こういう異性とのお付合いは好きになれる異性じゃなきゃね。」と思って自分を正当化していました。

高橋先生やレイネンさんと書簡をやり取りしている今だからこそ、思います。

「何様だ!」と。

私自身、朝倉南ちゃんほどのスペックも無いのに、よく男性に対して上から目線で考えていられたな・・・。と思います。

完全に、私の恋愛観、経験共に10代で止まってますね・・・。

その理由として、たくさん恋をして、傷ついて、立ち上がる経験はほとんどないからかもしれません。

むしろ、積極的に回避してきたように思います。

「傷つきたくないから、恋に深入りはしない。」

「恋はハッピーエンドしか受け入れられない。」

そして正しく、自分の幸せを男に託すという思いが強かったです。

そのため、高橋先生のおっしゃる

「結婚を前提に付き合いたい」マジックに当然の如く引っかかっていたのではないでしょうか。

今、この時まで、この人は誠実で、自分をちゃんとした女としてみてくれている、という印象を持っていたため、引っかかっていたことに気付いてませんでしたが・・・。

結婚詐欺の男性にとっては、「カモ」な女でしょうね。

そう思うと、お金を巻き上げられたことが無いだけまだマシなのかもしれませんね。

女のプライドが前面に出て、自覚はなくても無意識に男性の生身の自分より肩書きの方に目がいっている傾向があるのかもしれません。

現に、レイネンさんから

>千里さんも、たくさん恋して傷つき、立ち上がり、はやくこちら側にいらっしゃい。

という応援メッセージをいただいて、「たくさん恋して、傷ついて立ち上がる」という言葉が「たくさん恋して、傷ついて、立ち上がる=最後にはイイ男とハッピーエンド」に変換され、30歳女のサクセス恋愛ストーリーをドラマのシナリオのように妄想してしまいました。

懲りない自分に自己嫌悪です・・・・。

鈴木千里

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