自然な出会いというのは入試試験より難問なのか?(レイネン英子)#39

連載「恋を結ぶ往復書簡―男と女の恋し方―」では、芥川賞作家である高橋三千綱先生と、インテリア・アクセサリーデザイナーであるレイネン英子氏よる、恋愛や男女の違いをテーマとした往復書簡を掲載中。今回は、レイネンさんが綴ります。

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そうか・・・

ミッチーが実は26歳の時、女を殴ったというあたり衝撃をうけた。

黙って抱き起して、部屋にいったというあたり情景がうかんできた。

この話を踏まえたうえで、ファンとしてもう一度「天使を誘惑」を読んでみるとする。

でも、その女の人と結婚したんだね。

ミッチーの出会いと、結婚にいたるストーリーは著書を通してもまったく見当がつかなかったから、小箱の隅をのぞいてみた気がしました。

さて、千里さん。

私も同じようなことをしていました。

「お願い!誰か紹介して~!」

「えー、理想が高そうだからな~」

「全然違うよ~、私すっごいストライクゾーンが広いからどんな球でも打ち返せるよ!」って不毛すぎる会話を。

そして、実際に紹介してもらうのだけど・・・

・・・いつもなんか違う・・・

みんないい人、みんな優しい人、みんな常識をもっている人、

好きな作家さんが一緒の人、きっと家事を協力してくれそうな人。

・・・でも、なんか違う。

そして、失敗を繰り返しわかりました。

心に響くような、トキメク人っていないんだって。

そして、

今、さらにわかりました。

結婚に一番必要なのは、トキメキではない。

必要なのは、一生のパートナーとして、自分とチームを築けるかどうかってっていうことが。

たぶん、男にも女にも「結婚」を意識できる瞬間があるのだと思う。

ミッチーは暗がりで彼女を見つけ、ほっとして殴ったあと、抱きかかえ部屋に連れて帰ったとき。

どうしてそういう気持ちになったのかは、本人に聞いてみたい気がするが。

罪悪感からではないでしょう、きっと彼の場合は。

あとは、月並みだが妊娠したとき。

そのタイミングを見計らう人、っていうのがいない場合お見合いはアリだと思う。

千里さんが、「男の肩書が気になる」ってところがあるなら、特に。

お見合いは、もうお互いの意思が結婚前提というメリットもある。

実は、私もお見合いまでもかしこまっていないが、釣書というものをもらって男性とデートしたことがある。

どこどこ大学博士号、どこそこ官僚、趣味はなんたら。

とか、申し分ない感じの経歴の人が来る。

んでもって、世話焼きおじさん・おばさんももれなくついてくる。

そのころ、私は20代半ばで仕事のキャリアについてのあきらめと、まだやってみようと思う気持ちの二つが入り混じった状態だったのだと思う。

女の外見的魅力についても、これからは目減りする一方だという期限付きの資産ということも知っていたので、最初に結婚したいと思った時期だったの。

でも、なんかお見合いって抵抗あるよねぇ。

本物の愛から結婚したいって気持ちが、どこかにある。

何回か会って、さあ結婚しますか?どうですか?

なんてこと決められない。

結局、今から考えればとても好条件だったその男性とは4回デートのうち消滅。

それでも、よかったと思っている。

このGeMATEというサイトは総合職の女性のために、女性の社長さんが熱意をもって起業したと聞く。

お見合いとどう違うのかと問われれば、おせっかいおじさんがいないっていうことなのだろうか?

彼をつくれない理由というのも千里さんを代表するキャリア組の中では、理論武装されていてなかなか方程式をといていくのが難しい。

誰でも自然な出会いで愛する人を求めている。

男と女は互いに、自然の生理で求めあっている。

とても簡単なことだと思うのに、なかなかできない

不思議だ。

レイネン英子

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